迷いの体―ボディイメージの揺らぎと生きる
迷いの体―ボディイメージの揺らぎと生きる 石井 政之 三輪書店 2001-02 売り上げランキング : 118,461 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『迷いの体―ボディイメージの揺らぎと生きる』石井 政之 (著)
『ボディイメージ』は、『体の自己同一性(アイデンティティ)』だと
僕は感じます。
私が思う私の体、と、実際の体との同一性。
そして、この本に出てくる主人公の方々と同列には決して簡単に語るべきではな
いと思いますが、少なからず誰しも思春期にコンプレックスを持ってそれと葛藤
しながら、心のアイデンティティを獲得していくのだと思います。
とくに、中高生なんて心よりも、体の方が強く意識される時代だと思います。
どうしてあの人はあんなにカッコよくて、かわいくて、私はこんなに醜いのだろ
う。思春期特有の自意識の強さと、心の行き場のなさから、ボディイメージのズ
レによって悩み多き思春期を送ってしまう人もかなり多いでしょう。
そして、少なからずその時の悩みが、大人になってからの人格形成に強く影響し
てくるものだと思っています。
(僕はかなりそうです。いつも醜悪な存在だとクヨクヨ悩んでいました。
そして未だに、その時のイメージが常につきまとっています。)
ただ、そんな誰しもが抱くようなボディイメージの葛藤とは違う葛藤がこの本の
中には描かれています。
このようなテーマに悩んだことがある人、は是非読んで見てくださいね★